事業実績  啓発事業  第17回世界湖沼会議分科会

日時 2018年10月18日(木)
会場 つくば国際会議場 当会参加数 18名

 幸い秋晴れの好天に恵まれ、柏駅前と我孫子駅前で参加者を乗せたバスは順調な運行で予定通り8時半前に、つくば国際会議場に到着しました。早速各人で参加手続きを行なった後、9時よりの分科会に臨みました。

 第8分科会「市民活動と環境学習」の第5セクションでは、「生態系保全」をテーマに発表が行われ、霞ヶ浦の自然再生事業と滋賀県野洲市の魚のゆりかご水田の取組みに続き、当会よりの発表を行ないました。 「緊急に求められる外来水生植物と市民にできること」 (発表者:半沢裕子) 手賀沼におけるナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイの繁茂状態を説明し、今後予想される洪水対策、農業・漁業被害、航行等への影響に懸念があることから行政での積極的な対応を求めると共に、市民として巡回監視を強化し更に多くの人に関心を持ってもらうよう働きかけていくことが重要と力説し、終了後の質問・意見から傍聴の方々にも共感をしていただいたと確信しました。

 引き続き NPO法人国際ボランティア協会IVUSAの「大学生による多様な主体との協調による琵琶湖の侵略的外来水生植物の除去の取り組み」は1992年に始まる活動が現在90大学4000人の規模に拡大し、ボランティアに生きがいを感じる熱意が皆さんに強く伝わりました。 午後からの第8セクションの発表の中で 小倉久子さんの「印旛沼学習」(印旛沼のふるさと船穂の里山)で子供たちにより身近となった印旛沼が語られました。 又会場は異なりますが、当会にご指導の中井克樹さんの「急拡大する侵略的外来水生植物オオバナミズキンバイ等への対策:琵琶湖における取組事例」が発表されました。建設機械や水草刈り取り船を導入した大規模駆除と人力駆除を併用し、巡回監視を徹底の結果、ようやく減少傾向までに至った経過が報告されました。 皆さんでパネル展示も見学後、バスで6時半に無事帰着しました。 ご苦労様でした。

世界湖沼会議分科会で発表した要旨

第17回世界湖沼会議分科会写真集