事業実績 在来生態系の保全復元活動 ナガエツルノゲイトウ関連 登録ボランティアによるオオバナ・ナガエ駆除作業

登録ボランティアによるオオバナ・ナガエ駆除作業 2019/6

2019年6月22日(土) 9 時30 分~11 時45 分
場所 手賀沼公園駐車場地先(湖上園と小池ボートの間)
参加者 登録ボランティア3名、一般ボランティア4名 県水質保全課1名、白井市環境課1名、湖上園1名 美手連9名(うち手賀沼流域フォーラム実行委員4名) 合計19名
駆除量:土嚢袋150袋、ガラ袋12袋
主催:手賀沼流域フォーラム実行委員会

 雨が降ったりやんだりのあいにくのお天気でしたが、参加者の皆さんそんなことお構いなしに見事に殲滅作戦を遂行しました。

 胴長隊のほぼ全員で、沼の中に突入し、オオバナミズキンバイ(以下オオバナ)、ナガエツルノゲイトウ(以下ナガエ)を引き抜き、田舟や桶に積み込み、陸揚げ。見事な連携プレーで見る見るうちにオオバナ、ナガエの山ができました。土嚢袋が足りなくなり、急遽慌てて倉庫に取りに行く始末でした。

 作業をしてみて、水の中の作業は、水位が低い時期より、かえってやりやすいと感じました。作業時期はナガエやオオバナが生育し始める5月~6月が良いと思いました。

 理由は、①水位が高い。②ナガエ・オオバナが、まだそんなに繁茂していない。③作業がやりやすい気温である。(暑すぎない。水温も、そこそこ上がっている。雨にぬれてもそれほど冷たくない)

 水位が高いと良かったのは、①水中で引き抜くため、根の泥が洗われた状態で抜けてくる。②今回のように田舟や桶を使うと、岸までの水平移動が非常に楽である。この2点が理由です。

 至るところオオバナが席巻しているように見えましたが、駐車場から見て正面奥の葦原の奥の所では、ナガエが繁茂しており、オオバナより勢力範囲が広かったです。その中でオオバナの黄色い花も見えましたので防除後の状態を注視したいと思います。

 あんまり暑くなかったので、「良いお天気」だったとの声もあり、参加人数にちょうどよい大きさの群落で、達成感を味合うことができました。


【作業前】

 群落の端から茎が水面をはうように伸びているのは、オオバナミズキンバイ。

 このまま放っておくとどんどん広がり、ボートの運航に支障をきたしそうです

【作業中】

作業は楽しく! 根っこごと引き抜きます。 

 陸揚げ作業が重労働

奥のほうはまだナガエが多い。(白い花をつけたのがナガエ、それ以外はオオバナ)

オオバナの花。全部で3輪咲いていました。

オオバナの根っこは、長ーい!

切れ端もしっかり回収します。

 駆除したオオバナ・ナガエを袋詰め

【作業後】

水深30cm地点

水深35cm地点   

水深50cm地点

すっかりきれいになりました。

やりきった笑顔の参加者たち