事業実績  啓発事業  2019年度総会と講演会の報告

2019年度 美手連総会 および 総会記念講演会の報告

2019年6月1日(土)、美しい手賀沼を愛する市民の連合会は手賀沼親水広場水の館3階研修室において2019年度(令和元年度)の総会を開催しました。当日は13団体(20名)が参加し、来賓として、千葉県環境生活部水質保全課副課長 小泉直弘さん、柏市環境部次長兼環境政策課課長 鈴木茂美さん、主任 森山博文さん、我孫子市環境経済部手賀沼課課長 海老原郁夫さんにもご出席いただきました。 また、総会後には記念講演会として、美手連会員団体の我孫子の文化を守る会副会長の伊藤一男さんに嘉納治五郎とオリンピックや手賀沼に関する興味深いお話をしていただきました。(参加者31名)


総会の部

総会の部では5つの議案について審議が行われ、すべての議案が承認されました。議案は以下の通りです。
●第1号議案 平成30年度事業報告
●第2号議案 平成30年度決算および監査報告
●第3号議案 令和元年度事業計画
●第4号議案 令和元年度予算
●第5号議案 役員改選

また、1団体の理事の交代についてお知らせがありました。


記念講演会の部

講演「嘉納治五郎とオリンピックと我孫子」
発表者:伊藤一男さん(我孫子の文化を守る会 副会長)
 今、NHK大河ドラマ「いだてん」で、金栗四三と共に嘉納治五郎が茶の間を沸かせています。その嘉納が明治の終わり頃、国際オリンピック委員として東奔西走のさなか、我孫子に別荘を設けたほか、白山地区にも2万坪の用地(のちの嘉納後楽農園)を手当てしています。別荘が手賀沼を見下ろす高台にあり、彼はたいそう気に入っていたようで、激務によって酷使された心身を癒すのに持ってこいの場所でした。ところが、やがて我孫子でもじっとしている嘉納ではありませんでした。国による手賀沼干拓計画が明らかになると、やはり近くに別荘を持つ国際的ジャーナリストの杉村楚人冠らと共に干拓に反対するための手賀沼保勝会を立ち上げて景観保護に努めたり、我孫子ゴルフ倶楽部の開設に協力するなど、別荘地としての我孫子の発展に大いに貢献しました。  
 一方、我孫子小学校に書額を寄贈したり、「オリンピック誘致と国民の覚悟」の講演会を催すなど、我孫子町民とも親しく接しました。 こうした嘉納治五郎のオリンピックや我孫子市との絆についても熱く語ってくださいました。


日時  2019年6月1日(土)
場所  手賀沼親水広場 3F研修室
定員  50名 無料(当日先着順)
問合せ 美しい手賀沼を愛する市民の連合会 八鍬TEL 090-5217-6699