嘉納治五郎とオリンピックと我孫子
日時 2019年6月1日(土)
場所 手賀沼親水広場 3F研修室
定員 50名 無料(当日先着順)
問合せ 美しい手賀沼を愛する市民の連合会
八鍬TEL 090-5217-6699
内容
講演 発表者:伊藤一男さん(我孫子の文化を守る会 副会長)
今、NHK大河ドラマ「いだてん」で、金栗四三と共に嘉納治五郎が茶の間を沸かせています。その嘉納が明治の終わり頃、国際オリンピック委員として東奔西走のさなか、我孫子に別荘を設けたほか、白山地区にも2万坪の用地(のちの嘉納後楽農園)を手当てしています。別荘が手賀沼を見下ろす高台にあり、彼はたいそう気に入っていたようで、
激務によって酷使された心身を癒すのに持ってこいの場所でした。ところが、やがて我孫子でもじっとしている嘉納ではありませんでした。国による手賀沼干拓計画が明らかになると、やはり近くに別荘を持つ国際的ジャーナリストの杉村楚人冠らと共に干拓に反対するための手賀沼保勝会を立ち上げて景観保護に努めたり、我孫子ゴルフ倶楽部の開設に協力するなど、別荘地と
しての我孫子の発展に大いに貢献しました。
一方、我孫子小学校に書額を寄贈したり、「オリンピック誘致と国民の覚悟」の講演会を催すなど、我孫子町民とも親しく接しました。
こうした嘉納治五郎のオリンピックや我孫子市との絆についても熱く語ってくださいました。