2017年8月30日(水) 9:30~12:00
参加者 我孫子市手賀沼課5名、千葉県水質保全課1名、美手連11名
ついに手賀沼にオオバナミズキンバイが侵入しました。このオオバナミズキンバイは、琵琶湖で大繁殖しており、ナガエツルノゲイトウより厄介者の特定外来生物です。
6月10日に正体不明の水草を手賀沼公園の湖上園東側で発見しました。実はその場所は美手連がナガエツルノゲイトウの遮光シートによる駆除実験をしているところで、経過観察をしているときに写真①②のように、明らかにナガエツルノゲイトウとは異なった形状の水草を確認しました。
写真をご覧になった東邦大学西廣先生は、オオバナミズキンバイではないかと危惧されました。その後、県立中央博物館の林紀男さんのお骨折りで、博物館の分類の専門家により、黄色い花の写真から正式にオオバナミズキンバイと同定され、対策の必要性を訴えられました。
それを受けて、美手連より関係機関に働きかけ、この度、我孫子市手賀沼課主催で駆除作業を実施しました。
こんもりしたところはナガエツルノゲイトウかと思っていたら、オオバナミズキンバイが混在していて、オオバナミズキンバイだけの群落のところ もありました。
駆除した総重量は、ナガエツルノゲイトウなどを含め1,160kgでした。我孫子市がパッカー車で回収し焼却してくださいました。