2017年5月18日(木)
参加者 行政13名、業者3名、美手連6名、計22名
手賀沼のナガエツルノゲイトウは流域の大堀川・大津川を含め急激の拡大繁殖を続けています。手賀沼の上流部で繁殖し離岸したナガエツルノゲイトウは、南風に流され手賀沼の北岸のボート屋さんの所に流されて来ました。その都度我孫子市は職員を派遣しその駆除を行って来ました。2017年も3月初旬に190kg、4月24日に560kgの駆除を行ったそうです。
その後(4月29日) 大量のナガエツルノゲイトウが手賀沼公園の岸に流れ着いたことが分かり、我孫子市役所手賀沼課が音頭を取り、我孫子市の他部門、千葉県(水質保全課・柏土木)、柏市、事業者に声掛けをして5月18日に駆除作業をすることが決まりました。
美手連もナガエツルノゲイトウ着岸対応の相談を我孫子市に持ちかけた所、上記の計画を知り急遽駆除作業に参加しました。
ナガエツルノゲイトウの繁殖状況(短期間で拡大)
駆除作業は、①②ユンボでナガエツルノゲイトウを沼より陸に持ち上げる。ユンボの所にナガエツルノゲイトウを移動させることの繰り返し動作を行いました。浮いている状態なので作業は順調に進みました。ユンボの力をまざまざと見せつけられました。
③ナガエツルノゲイトウの切れ端の流出を防ぐために、ボートで抑えることも有効でした。流れ出た切れ端は、網で一つ一つ掬い取る作業を丁寧に行いました。
④陸揚げしたナガエツルノゲイトウはシャベルでパッカー車に積み込みました。
一連の作業の写真は次の通りです。
①ユンボでナガエツルノゲイトウを摘み上げる。
②沼に入り摘み揚げ地点までナガエツルノゲイトウを寄せる作業及び流れ出た茎などを網ですくい上げる作業を並行して行った。
③ナガエツルノゲイトウの茎を網ですくい取る。
④パッカー車に投入する作業。
一時間余りで駆除が完了しました。駆除した量は約2,300kgです。
流れ着いたナガエツルノゲイトウは人為的に切断されたものでした。その中には切断されたマコモも混ざっていました。
切断されたナガエツルノゲイトウ
切断されたナガエツルノゲイトウとマコモ
この件に関しては、誰がこのようなことを行ったのか、原因究明と再発防止が望まれます。
また、漂着した公園の護岸沿いでは、すでに根付きはじめたナガエツルノゲイトウが見受けられ
ました。今回、迅速に行政等関係機関が対応したため、作業も想像した以上に楽にできました。
やはり「早期発見、早期駆除」が必須だと感じました。