事業実績 在来生態系の保全復元活動 ナガエツルノゲイトウ関連 駆除作戦

手賀沼における特定外来生物ナガエツルノゲイトウ駆除作戦実施のお知らせ

　ここ数年、手賀沼では特定外来生物に指定されている南米原産の水草、ナガエツルノゲイトウ 注1 が爆発的に繁茂域を広げています。その結果、ボートの運航に障害が起きたり、排水機場にナガエツルノゲイトウの群落が流れ着きその駆除をせざるを得ないなど、治水にも影響が出始めています。隣の印旛沼水域ではナガエツルノゲイトウが田圃に侵入し、農業被害の危機にあります 注2 。
　美しい手賀沼を愛する市民の連合会（23団体で構成、以下美手連）ではこれらを早くから危惧し、行政などに対策について相談する一方、美手連としても「繁殖状態の調査」や「遮光シート実験」などの試みや、情報発信、啓発活動などの対策 注3 を行ってきました。しかし、拡大の速度はすさまじく、直接的かつ効果的に駆除する方法を急ぎ模索する必要があるとの結論に達しました。

　そこで、手賀沼の河川管理を担っている千葉県柏土木事務所にご相談したところ、同事務所のご後援をいただき、同事務所からの呼びかけにより柏市建設業会から重機と人員のご協力をいただき、さらに柏市にもご後援をいただいて、ナガエツルノゲイトウ駆除作戦を下記の日程で実施します。
　この駆除作戦が、ナガエツルノゲイトウが繁茂し続けることで生じる危険につき、多くの方が認知するきっかけになることを願っています。

手賀沼における特定外来生物ナガエツルノゲイトウ駆除作戦

ナガエツルノゲイトウ駆除作戦写真集